こんにちは。プランニングデザイナーの森です。
今年は早い梅雨入りとなりましたが・・・
連日真夏のような暑さが続いていますね。
暑かったり、寒かったりする外気温は室内温度環境に大きく影響を与えます。
諸説ありますが、家全体の「熱損失の50%程は窓から」と言われています。
家を建てる時に工夫をせず、実際に住んでから暑さ寒さを調整する為にエアコンや暖房器具をフル可動させるのはナンセンスです。
そんな事にならないような対策をざっくり言うと「寒い冬は太陽光による熱を室内に取り入れ部屋の暖気は逃がさない。逆に暑い夏の日射は遮り部屋の温度が上昇しないようにする」ということです。
具体的には庇(ひさし)を出して夏の日差しを遮る。更にすだれやシェードを付けられるような準備をする。
冬においては日射取得型のガラスを採用し冬の温かさを確保する。
また冬~春分までの太陽光が室内に入るような庇の長さとするのが理想です。
実際には同じ部屋の同じ方角でも窓の形状や取付高さが異なる場合も多いため、一様にはいかないのですが、家づくりの際にはサッシによる温熱環境についても考えてみることがとても大切だと思います。