こんにちは。プランニングデザイナーの森です。
春の陽気かと思える暖かな日もあれば、先日も雪が降り室内の温度管理も大変です。
国内の統計によると家庭内の浴槽での溺死者数が交通事故死者数をついに追いついたようです。
近年自動車と住宅、どちらも性能は上がりつつあります。そんな中、交通事故死者数は減っているのに、入浴時に起こるヒートショックによる溺死者数は増加しているという・・・かなりショッキングな事実でした。
原因の背景として日本の高齢者人口が大幅に増加していることが挙げられます。
それ以外の原因としては家の中での温度差による所が大きいようです。
断熱性能が上がり家全体の温度は昔より過ごしやすく一定に保たれるようになったものの、温南側に配置され尚且つ暖房されたリビングと、陽が当らず暖房もされていない北側の脱衣室や浴室とでは温度差は10℃近く生じています。ですので建物計画時には温度差が生じないよう間取りを工夫したり、エアコンを設けたり出来るのが理想です。
仮に今は出来なくても将来的に対応が出来るようにあらかじめ計画しておけるといいですね。