この記事を読めば・・・

『平屋の家』のメリットやデメリットがわかる！
平屋が好まれる理由がわかる！
お洒落で住みやすいお家にするためのポイントがわかる！

憧れの平屋の家づくりをするためにメリットやデメリットを理解し、快適に暮らせるお家づくりをしましょう。

家づくりをお考えの方はぜひ参考にしてくださいね♪

そもそも平屋とはどんな家なのか

平屋とは１階部分のみの建物で、一般的な平屋の場合、階段がなく、リビングやキッチン、洗面や浴室、主寝室や子ども部屋などの個室がすべてワンフロアにある住まいです。

近ごろではデザインや間取りにこだわった平屋の住まいが増加し、2階建てや3階建てではなく、あえて平屋を選択する人が増えています。

『平屋の家』が人気の理由

平屋が人気である理由は・・・

住みやすさ
階段がない平屋は、上下の移動が少ないため、小さな子どもや赤ちゃん、高齢の方にとっても安心な生活ができます。
また、洗濯物を干したり掃除機を使用する際も階段がないため、効率よく家事を進めることができるのも主婦(主夫)にとって嬉しいポイントとなりますね！
さらに家族全員がワンフロアで生活をするため、気配を感じやすくコミュニケーションが取りやすいのも魅力的で人気の理由となっています。

家族構成
少子高齢化社会となっている現在、昔のように大家族で一つ屋根の下で生活する家族が少なく、核家族化が進んでいます。若い世代もコンパクトな生活を好む方が増え、高齢になっても夫婦二人で生活をするといった考えの方が増えてきているように思います。そんな考え方からも平屋を選択する理由の一つとなっています。

建物の構造
平屋は２階建てや3階建てに比べ、1階部分に上からの荷重が少ないので、建物の構造が安定するので耐震性が確保できます。

平屋のメリットとデメリット

平屋の家を建てた場合のメリットとデメリットを知っておきましょう。

ーメリットー

生活動線や家事動線が効率的
ワンフロアの平屋は上下の移動が少なく、2階へ掃除機を運んだり洗濯物を2階のベランダに干したりといったこともなく1階部分で完結できます。

家族のコミュニケーションがとりやすい
ワンフロアでの生活は、家族の気配を感じて生活することができます。また、各部屋に行くのにリビングを通る間取りにすることで自然と家族が顔を合わせることが増え、コミュニケーションがとりやすくなります。

階段がないバリアフリー
階段からの転落といった事故がなく、小さな子供や高齢者にとって安心して暮らせる平屋。小さな子どもや高齢者がいない家庭でも、自分たちの今後のことを考えて平屋を選択される方も増えています。

メンテナンス費用が抑えられる
外壁の修繕など、２階部分がないので大がかりな足場を組む必要がなく、2階建てと比べてメンテナンス費用を抑えることができます。

ーデメリットー

日当りやプライバシーの確保に工夫が必要
部屋数が多くなると、中心部分にある部屋は日当りや風通しが悪くなる可能性があります。また、すべての部屋が1階なので居住空間に外からの視線が届きやすい点でも防犯面に注意が必要です。

ゆったりとした平屋の場合、広い敷地が必要
2階建てと同じ延べ床面積の家を建てる場合、単純に2倍の広さの敷地が必要となります。また、土地のエリアによっては建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)が決まっているので敷地いっぱいに建物を建てられるわけではないので注意しましょう。

2階建てに比べ工事費用が高くななる
2階建てと同じ延べ床面積の場合、平面上2倍の広さとなるため、基礎や屋根の面積も2倍になります。その分工事費が高くなり、坪単価は2階建てよりも高くなる傾向にあります。

『平屋』と『2階建て』の比較

実際家を建てるのに、「平屋」と「2階建て」どちらがいいのか迷うと言われる方もいらっしゃいます。そんな方のために平屋と2階建ての比較をまとめてみました！

平屋は・・・
・ワンフロアでの生活で家族のコミュニケーションがとりやすい
・階段の上り下りがないため生活動線や家事動線など効率的
・歳を重ねても安心して生活できる
・建築費用は2階建てに比べ高くなるがメンテナンス費用は抑えることができる
・2階建てと同じ延べ床面積を求める場合、広い土地が必要
・高さもなくシンプルな構造の平屋は、耐震性能においても安心できる

2階建ては・・・
・二世帯家族での生活など家族が多い場合、2階建ての方が適している
・平屋に比べて家族の気配を感じにくい部分があるため、家族のコミュニケーションが取れる間取りの工夫があると良い
・メンテナンスにおいては足場が必要となるため、平屋に比べメンテナンス費用がかかる

おしゃれな平屋にするためのポイント

憧れの平屋もおしゃれな家にしたいですよね。
見た目がおしゃれでも快適な生活ができなくてはせっかくのお家も・・・
機能性や将来的なことも考えて、自分のイメージするお家になるようにポイント抑えておきましょう。

中庭の計画

平屋は採光や風通しの問題や、1階だけでの生活なので防犯面が気になりますが、コの字型、L字型、ロの字型の間取りにするなど、中庭を計画することで問題点である採光や風通しの解決となります。
植栽で外からの視線を遮ることができるだけでなく自然とも触れ合えます。

外壁や屋根のデザイン

家の顔となる外観は重要ですよね。
外壁の素材や色選び、屋根のカタチなどイメージに合わせたデザインにすることが大切となります。

繋がるスペース

家族みんなが寛げるスペースづくりとして、テラスやウッドデッキを設置するのもおすすめです！
リビングから繋がる間取りにすれば、家族団らんスペースとして活用でき、休日にはバーベキューなど楽しめますね。

天窓からの優しい光

自然の光を取り込むことができる天窓はおしゃれ空間。
天窓は見た目のおしゃれだけでなく、暗くなりがちな平屋の問題点も優しい光で解決しますね。

空間づくり

上階がない平屋は、天井を高くして開放感をもたせることが可能です。
縦方向の空間を有効に活用してロフトを計画したり、天井に勾配を付けたり、梁を見せたりすることで、広々としたお部屋を演出することができます。

家事も楽しく

お料理などの家事仕事も孤立することなく、家族と楽しい時間が共有できるのは対面式キッチン。
家族の様子や会話などコミュニケーションを取りながら愛情たっぷりの美味しいお料理が完成！！

インテリアのこだわり

インテリアに一つプラスするだけでお部屋の雰囲気を変えることができるアイテムが照明です。
スポットライトやペンダントライトを採用することで、雰囲気のあるお部屋づくりができます。
より一層お洒落な空間を求められる場合、薪ストーブを設置すると雰囲気のあるお部屋になりますね。

気分も和らぐ自然素材

お部屋に中に自然素材をチョイス。
床材に肌触りの良い無垢を採用すれば、温かみのある居心地のいい空間にしてくれます。

間取りの工夫

先ずは間取りを考える時、家族の動きを想像しながら考えてみることが大切となります。

★家事動線の効率化
例えば、玄関からパントリー、キッチンに直行できる間取りだと買い物をして帰宅してもすぐに片付けることができます。
キッチンのパントリー収納は保存食だけでなく、鍋やホットプレートなどの調理器、調理家電までスッキリと収納できるところが良いですね。
また、キッチン、ランドリールームなどの水廻りの配置や洗濯物を片づけるクローゼットなど最短ルートを考えた間取りを計画すると家事の効率もアップします。

★大切な空間
各部屋のドアは引戸を採用することで動きやすく広さを確保。
また、リビングを中心に各部屋を配置することで程よい距離感とコミュニケーションが上手く取れる間取り。

★収納スペースの確保
どんな家でも無くてはならない大切なスペース。
各部屋の用途に合わせた収納だけでなく、ロフトを計画するのも◎
ロフトは収納スペースとして活用するのはもちろん、お部屋としても使用できるのでgoodなのです！

★お洒落な外構
リビングの窓の開口を広くし、リビングから繋がるようにウッドデッキを設置するのも◎　リビングがより広く明るい空間になります。
道路に面した平屋の場合、外からの視線が気になりますが、中庭の計画などで外部からの視線を配慮することができます。

平屋施工例紹介！！

★バリアフリーで歳を重ねても安心して住める家

★家事ラク動線と収納がある家

★リノベーション平屋

まとめ

平屋はマンションと同じワンフロアでの生活ではありますが、自分たちの生活に合わせた間取りの計画ができるのが平屋の魅力となります。
最近では年齢問わずコンパクトな生活を求める方が多く、家事動線の効率や歳を重ねても安心して生活ができるところ、デザイン性にもこだわったお家を好まれるといったところから平屋の家が人気となっています。
何より、家族にとって大切なコミュニケーションが取りやすいことも重要視されているのではないでしょうか。
2階建てに比べて建築費用が高くはなりますが、将来的なことを考えるとメンテナンス費用などで抑えられたり、いつまでも安心して暮らせる面を考えると決して高いとは思えないところもあります。
平屋と2階建てのどちらが良いのかは、メリットとデメリットを理解して考えてみることが大切となりますね。
家づくりやリフォームをお考えの方の参考になれば幸いです！
また、家づくりやリフォームで困っていることなど、いつでもお気軽にご相談ください。