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猫ちゃんも人も快適に!一緒に暮らすための家を考えましょう!

新型コロナウイルスが流行してから在宅時間が増えたことにより、前以上に猫ちゃんやわんちゃんなど新しいを家族に迎え入れる方が増加しています。

猫ちゃんやワンちゃんたちに癒されながら生活している人が多く、毎日の生活が楽しく、寂しさを感じることが減り、心が穏やかに過ごせる日が増えたのではないでしょうか。そんな家族と快適な生活ができるお家づくりをしたいと言う方も増えています

ただ生き物の種類によって快適空間は様々ですよね。そこで今回は猫ちゃんにスポットを当てて快適に暮らす家づくりのポイントを一緒に考えてみましょう!!

永井さん
永井さん

猫ちゃん大好きな方はもちろん、これから一緒に暮らすことを検討している方も一緒に勉強していきましょう♪

この記事を読めば・・・

猫ちゃんの気持ちを考えた家づくりができる!
猫ちゃんと快適な暮らしができる間取りの計画ができる!
快適に暮らすための注意点がわかる!

猫ちゃんの特性を考えて、猫ちゃんも私たちもお互いが快適に暮らせるお家づくりをしましょう!

猫ちゃんと暮らす家をお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね(*^^*)

目次

1.猫ちゃんの性格を理解しよう
2.猫ちゃんと暮らす家を考えよう
3.猫ちゃんとキャットステップ&ウォーク
4.猫ちゃんのトイレ事情
5.人にも優しい家づくり
6.猫ちゃんの安心スペース
7.猫ちゃんの爪とぎ対策
8.猫ちゃんと住む家に取り入れたいポイント
9.ネコハウス施工事例
10.まとめ

猫ちゃんの性格を理解しよう

永井さん
永井さん

私たちの性格が違うように猫ちゃんにもそれぞれ性格があります。猫ちゃんと快適な暮らしをするために、猫ちゃんの習性や性格を知ることが大切です。

猫ちゃんはその猫種によって性格や好む環境も様々です。同じ猫種でも性格が違う猫ちゃんも少なくありません。例えば、猫だからと言って一概に「高いところを好む」と決めつけてはNGなのです。高いところは好まない猫ちゃんや、落ち着いた環境が好きな猫ちゃんなど、まずは飼っている猫ちゃんを理解することが初めの一歩です。

築子さん
築子さん

確かにうちはマンチカン♂と一緒に暮らしているけど、怖がりだからかあんまり高いところへ登らないかも。

例えば、アメリカンショートヘアちゃんは好奇心が旺盛でとても活発に動き回ると言われています。少々太りやすいところもあるので、キャットウォークをつくって運動できる空間にしてあげると良いかもしれません。

逆に垂れたお耳が愛らしいスコティッシュフォールドちゃんは、おとなしい性格をしていますが、関節症になりやすいのでキャットウォークなど高低差があると落下して骨折する恐れも。高低差を無くしたり、やわらかいクッションを設置してあげるも良いかもしれません。

永井さん
永井さん

また猫ちゃんの育った環境(保護猫ちゃんやペットショップ・ブリーダーさんから引き取る猫ちゃん)によっても全く性格が違います。多頭飼いを検討している方はより詳しく知る必要があるでしょう。

猫ちゃんの習性を知っておく必要もあります。ブリーダーさんや猫ちゃんを飼ったことのある人に聴いたり、自分で調べたりして猫ちゃんの習性を理解しましょう。猫好きさんは、すでにご存じかもしれませんが、基本的な事項をここに記載しますので、初めて飼われる方は参考にしてください。

猫ちゃんのいろいろな習性

  • 日向ぼっこが好き
    猫ちゃんが暖かい場所で日向ぼっこしていることも。日光を浴びることで体温が保て、紫外線を浴びることで体に付着しているダニの駆除や殺菌ができるのです。
  • 狭い所が好き
    警戒心が強い猫ちゃん。どんな時もいつも通り安心して過ごせる場所が好きなのです

  • 爪とぎをする
    爪とぎをする猫ちゃんは、鋭い爪を保つことで獲物を瞬時に捉えます。爪の長さを調節することで、扱いやすくなるのです。
  • 家の中をパトロールする
    縄張り意識の強い猫ちゃんは、家の中の安全が保たれているかパトロールしてくれます。
  • キレイ好き
    猫ちゃんは、汚い場所や嫌なニオイがするのが嫌いなキレイ好きな動物なのです。

どんな猫ちゃんなのかをしっかりと理解し、自分たちの生活と合っているか考えたうえで猫ちゃんをお迎えすることが、猫ちゃんにとっても私たちにとっても幸せな生活を送る大切なポイントだと思います。

猫ちゃんと暮らす家を考えよう

猫ちゃんグッズや製品がたくさんある今の時代。猫ちゃんも私たち人側も自然に暮らせるお家づくりを目指して、どんなことに気を付けたら、またどういったことを取り入れたら良いのかを一緒に見ていきましょう。

永井さん
永井さん

猫ちゃんグッズを目にすることが多くなりましたが、必ずしも「猫専用グッズ」である必要はないそうです。金額も掛かるため、必要なものそうでないものを分けて家づくりに取り入れたいですね。

【間取り計画】

間取りを計画するときに一番初めに決めるのが、「猫ちゃんが自由に動けるスペースを決めること」です。

私たちが過ごしている空間には、猫ちゃんにとって危険な要素もたくさんあります。私たちが猫ちゃんに入られたら困る場所もありますよね。収納スペースはものも多く気づいたらボロボロだった、なんてこともあるかもしれません。好奇心旺盛猫ちゃんがけがをしないように、猫ちゃんの行動範囲を制限してあげることも必要だったりします。

例えば子供部屋。お子さんの遊ぶ小さいおもちゃやひも状のものなど、ちょっと目を離した隙に猫ちゃんが誤って飲み込んでしまうかもしれません。猫にとっては危険な場所です。

さらにクローゼット。人にもよりますが、毛が付くと困るお洋服や壊れやすいアクセサリーなどが多い場所は、猫ちゃんが入れないように扉を付けることが必要になることも。こちらは私たち人側が入られると困る場所ですね。

築子さん
築子さん

うちはメゾネットタイプのマンションだから階段にベビーゲートを設けているけど、猫を危険な目に合わせないように、危ないところには行けなくすることも私たち飼う側の責任なのね!

【家具配置】

家具の配置は高低差が好きな猫ちゃんにとっては最高の遊び場。特に外での生活をしていた猫ちゃんは、スッキリとしたお部屋よりもベッドやソファなど凸凹したお部屋を好む傾向にあります。なぜなら外の世界は家の塀や植木鉢など、いろいろな高さの上を歩くためだからです。

また静かな場所を好む猫ちゃんのために、常に目線にさらされるのではなく、隠れることが出来るスペースなんかもあると良いかもしれません。

家具をあえてお部屋の中心に配置したり、背丈の異なる家具をチョイスすることで、猫ちゃんも楽しめる家具の配置になるかもしれません。

ただ、家具の配置を猫ちゃん目線でとらえすぎて、掃除がしにくくなったり、私たちの動線が極端に悪くなっては本末転倒です。猫ちゃんの生活範囲内で出来ることを探して、私たちの生活と照らし合わせてみましょう。

築子さん
築子さん

合言葉は「猫ちゃんも私たちも」ね。どちらかの快適性に偏らず、どちらも快適に暮らしていけるとベストだわ!

【トイレやお食事場所などの猫用生活スペース】

猫ちゃんのトイレやお食事場所、水飲み場などの配置には猫ちゃんの生活動線を加味した計画が必要になってきます。例えば水飲み場は猫ちゃんの動線上に何カ所か配置し、すぐ飲める計画をしたり、お食事場所は静かに食べれる場所を確保したり。この計画も猫ちゃんの習性や性格を知っていると「なるほど」と思えることが多々あります。

永井さん
永井さん

可愛くてずっと見ていたい気持ちもありますが、猫ちゃんも誰もいない空間で静かにくつろぎたいんですね。程よい距離感を大切に計画してみましょう。

猫ちゃんとキャットステップ&ウォーク

猫ちゃんが住む家の代名詞『キャットウォーク』や『キャットステップ』。付けたは良いけど、使ってくれない・・・なんてことになってはいけません。実際に猫ちゃんが満足するキャットウォーク&ステップとはどんなものなのでしょうか?

永井さん
永井さん

どんな猫ちゃんに必要なのか。そしてどれくらいの高さで、どこに設置すれば良いのかも考えながら計画をしていきましょう。

検討①▶運動盛りの成猫ちゃん、運動好きな猫種の猫ちゃん
最初にもお伝えした通り、猫ちゃんの全部が全部高いところへの上り下りが好きなわけではありません。また中にはそういった行動がケガにつながり危険な場所になることもあります。

猫種ももちろんですが、年齢も大きく関連してきます。人間もそうですが、子どもだったり年齢を重ね足腰に不安があったりすると、そういった場所は危険な場所になります。運動したいお年頃の猫ちゃんや遊ぶことが大好きな猫ちゃんであればキャットウォーク&ステップの計画がベストですね!


そんな猫ちゃんが室内で思いきり運動できるスペースとして、キャットウォークを設置し、上下運動ができるようステップを取り付けてあげることで猫ちゃんのストレス解消+運動不足解消にもつながるでしょう。

検討②▶猫ちゃんにとっての心地よいスペース
陽が入って暖かな場所や風通しがよく涼しい場所は、猫ちゃんにとってくつろげる重要スペースのひとつ。キャットステップに窓があって外を眺めることが出来たり、風の通り道にキャットステップを配置したりなどなど。風通しのために窓を開ける場合は格子を付けて猫ちゃんが脱走しないように注意することも必要です。

ちなみに日向ぼっこをする習性がある猫ちゃんは、日光を浴びることで体温を保つことができます。また、紫外線を浴びることで体に付着しているダニの駆除や殺菌もできるのです!キャットウォークや猫ちゃんが寝るスペースの設置場所として、日当りの良い窓辺をおすすめしますが、夏場の熱中症予防のための日陰も用意しておくと良いでしょう

検討③▶ステップの幅や高さ、くぐり抜けるトンネル
キャットステップやキャットウォークは、飼っている猫ちゃんの頭数やリフォームか新築かでも計画が変わってきます。例えば猫ちゃん1匹と暮らしているのであればステップやキャットウォークの幅は1匹が通れたり、1匹がくつろげるスペースがあれば十分です。しかし多頭飼いをして数匹の猫ちゃんと暮らしている場合はキャットウォークを猫ちゃんがすれ違うことも考えられます。そうすると必要な幅寸法は変わってきますよね。

また猫ちゃんは高さの違う空間を好みます。トンネルをくぐると天井の高い部屋に出る、といったスペースのことです。例えばお部屋とお部屋の間に通り抜けできる開口を設けて行き来できるようにすると良いのですが、リフォームの場合抜ける壁そうでない壁と判断することが難しい場合があります。必ずトンネルが必要というわけではありません。ご自身のお家で出来る範囲で考えるのがベストです。

検討④▶キャットウォーク&ステップの高さに要注意

猫ちゃんは高いところが好き、それは間違いではありませんが、高いところから降りられなくなることがある、といったことも頭に入れておきましょう。その場合は私たちが助けることが出来るよう手の届く範囲に取り付けることが必要です。高い位置への取り付けは、日当たりも良く活発な猫ちゃんには持ってこいですが、不安要素をつぶしておくことも忘れてはいけません。

永井さん
永井さん

いまお伝えした内容は検討事項の一部ですが、これらも飼っている猫ちゃんに必要か否か、ご自身のお家、又はご予算で可能な範囲なのかを一緒に検討しながら進めていくようにしましょう。

猫ちゃんのトイレ事情

キレイ好きの猫ちゃん。そんな猫ちゃんと一緒に暮らす中で重要になるポイントが「トイレ」です。汚れているトイレは私たちも使いたくないように、猫ちゃんたちも使ってくれません。トイレが使えないと排泄を我慢し、病気になってしまうことも。ここでは猫ちゃんのトイレ事情を一緒に勉強していきましょう!


猫ちゃんのトイレにはいろんなタイプのものがあります。形ひとつとってもドーム型と呼ばれるものやオープン型と呼ばれるものなどなど。またトイレに敷く用の猫砂についても細かいものもあれば、大きい粒のものまで様々です。

永井さん
永井さん

トイレの形や猫砂の種類、ねこちゃんとの相性を加味してどんなトイレが良いか選択しましょう。私たちの掃除がしやすいといった点も、この先のことを考えるととても大切です。

いろいろなトイレ

猫ちゃんのトイレにはいくつかの形があります。一番シンプルなタイプが四角く平たい箱型の容器のオープンタイプです。箱形の容器に猫砂を入れるだけのシンプルなものなので、安価に用意が出来て部品も少ないためお掃除も簡単なのが魅力的ですね。ただ猫ちゃんがオシッコやウンチをして固まった猫砂を処理してあげる必要があり、衛生的なトイレを保つことが不可欠です。またオープンタイプなので、臭いが広がったり猫砂が飛び散ったりすることも考えられます。

築子さん
築子さん

処理を頻繁にする必要があるなら、外出が多い家庭や家を留守にしがちな家庭には、あんまり合わなそうね。

それからシステム型。上段に猫砂、下段にシートと2層構造になっていてオシッコは猫砂に吸収されず下段のシートへ、ウンチは猫砂がキャッチする仕組みのシステム型。シートの取替やウンチの処理は先ほどのシンプルなタイプと比べて回数が少なく手間もかかりませんが、システム型用のシートを用意する必要があり、その点は費用がかかります

猫砂とは?

猫砂とは、猫ちゃんがトイレで用を足すために必要な砂のことです。猫ちゃんは排泄物に砂をかけて隠す、という習性があり、

キッチンの工夫
人間の食べ物以外にも、小さな物を誤飲・誤食してしまわないようにペットゲートの設置、パントリー収納などにはなるべく扉付きの収納にすることで猫ちゃんにとっても飼い主にとっても安全に暮らすことができます。

配線コード類の工夫
コンセントや配線コードに興味がある猫ちゃん。歯が生え変わる時期の子猫だと、かじってしまうことも・・・。
危険な事故防止のためにも、家づくりの計画時に配線コード類を隠す計画をすると良いでしょう。
配線カバーを付けるだけでなく、使用時だけ取り出すことができる床に埋め込み式のコンセントなどがあり、見た目もスッキリ。

キャットルームを設ける
キャットルームは、来客時やお留守番など、猫ちゃんにとっても飼い主にとっても安心できる場所。
ロック機能付きの猫専用ドアを付ければ、猫の出入りも飼い主様が管理できます。

猫が過ごしやすい間取りづくりのポイント

猫がストレスなく過ごすための間取りを考える時、どんなことに注意したらよいのでしょうか。
前に述べたように、猫は運動好きで高いところが好きであったり、日向ぼっこが好きであったり、キレイ好きであったりと猫の習性を理解したうえで考えてみると良いのでは・・・
猫が過ごしやすい間取りも大切ですが、人にとっても過ごしやすい間取りになるよう考えていきましょう。

猫が安心できる場所

警戒心が強い猫ちゃんは、来客やお家でのイベントがあっても、いつも通り安心して過ごせる場所が必要です。家の中に猫の逃げ場がないと、ストレスを溜めてしまい病気になることも。猫が好きな場所に逃げ込む専用スペースとして、キャットウォークの途中などに休憩できる猫BOXを設置するのもおすすめです!

家の中をパトロール

家の中をパトロールする猫ちゃんのために、キャットウォークだけでなく、ドアや壁に猫ちゃん専用のペットドアを作ってあげることで猫ちゃんの動線が確保できます。
それにより猫がストレスなく自由に移動でき、飼い主にとってもわざわざドアを開けたり、開けたままにしておく必要もないので面倒なことも無くなります。

爪とぎ対策

愛猫にお気に入りのソファやカーテンなどで爪とぎをされたら・・・
可愛いさあまり許してしまいますが、本音はどこかショック(;_:)
爪とぎを習性とする猫のために、爪とぎ専用場所を設置することをおすすめします。
専用の柱や段ボールなどで爪とぎ場所を確保したり、壁紙や床材にも傷つきにくいものがあります。傷がつきにくいだけでなく、汚れも落としやすい床材にするとお掃除もラクになりますよね。

キャットウォークと収納棚

収納棚がキャットウォークのもなるように設置するのもありですね。
収納棚を階段状に設置すると猫ちゃんの移動ルートとなり、収納棚に扉を設ければ猫ちゃんにイタズラされる心配もありません。
見た目も良く、猫ちゃんにも飼い主様にも使い勝手が良いのでは?

食事・トイレスペース

猫はとにかく不衛生なところが嫌いです。
食事をする場所、トイレの場所などをきちんと決めてあげることが大切です。
多頭飼いの場合、キレイ好きな猫にとってトイレを共有することができません。なので、猫+1と考えて設置をしてあげます。
食事スペースやトイレスペースの確保をするのに、階段下のスペースを有効活用するなど、間取りの工夫をするのもポイントとなります。

「猫と暮らす家」施工事例紹介!!

猫ちゃんたちと暮らせる便利収納いっぱいの家

https://nagaihome.jp/works/post-5463/

陽の光いっぱいの明るい二世帯住宅

https://nagaihome.jp/works/post-11889/

収納動線が便利なL型LDKで明るいお家

https://nagaihome.jp/works/post-11128/

まとめ

今回は、猫と快適に暮らす家づくりをする際のポイントなどを紹介しました。
猫の気持ちを考えた間取りの工夫、そして飼い主側にとって快適に暮らする工夫。
猫を含めた家族みんなが居心地の良い空間をつくることで、より楽しく幸せを感じられる暮らしができるのではないでしょうか。

猫と暮らす家づくりをお考えの方だけでなく、その他ペットと暮らす家づくりをお考えの方もペットの気持ちを理解し、お互いが暮らしやすいお家づくりができるといいですね。これから猫と暮らす家づくりをお考えの方の参考になれば幸いです。