先月に引き続きまして住宅ローンの返済率のお話をします。
住宅ローンを組んだ時に年収に対する年間の返済比率が25%以内が好ましいとしましたが、もしもこの25%が出来そうもないなら、家計に3つの問題がある可能性が高いです。
1、消費傾向にあるご家庭
毎月の収入から支出を引いて残ったお金を貯蓄にまわすご家庭は、正直言って貯蓄が出来ていないと思います。
仮に、気合いや根性でお金を貯めようとしても貯まるもんではありませんね。こんな方は、お金の貯めるという考え方を変えた方が良いです。
毎月の収入からまず貯蓄を引いてそのほかのお金を支出にまわすようにすると貯蓄はできてきます。その支出で公共料金、食費、教育費、お小遣いで使い切る。全部使い切る。貯蓄は10~15%が理想です。
もしもその年に、止む負えないお金が必要だった場合は、その分を翌年以降に分散することが良いでしょう。
2、車の買い方に問題あり
車をローンで購入するのは良いにしても、お店おすすめのローンで購入すると消費者金融に近いローンで購入することになるのが多いようです。これを繰り返したり、支払いを延滞なんかすると住宅ローンが借りられなくなることもありますので注意してください。
やはり、車のローンは手続きが面倒ですが銀行系のカーローンをおすすめします。その時は、毎月の返済比率をチェックしてください。でも本当は現金で購入するのが一番です。貯金があって車のローンがあるよりも、貯金がなくても車のローンがない方が住宅ローンは借り易いようです。
3、生命保険の掛け間違い
安心の為と称して勧められるままに生命保険に加入してしまい、月々の掛け金がかなり多い方。(月々の掛金5万円以上)住宅ローンを組むのであれば、年齢にもよりますが1万5千円/月程度あれば安心だと思います。
もしも払い過ぎでしたら、保険の内容をしっかりと検討して見直しをしましょう。支払いが減った分は貯蓄にまわせますよ。
以上、これらの3つの問題点を解決できれば住宅ローンは無理なく安全に返済できると思います。まずは見直すことと、チャレンジすることです。